西洋占星術VSインド占星術 当たるのはどっち!?
こんにちは!
ケーナ・ボクソンです。
前回のブログで、
グレートミューテーションについての話をしました。
まだ読んでない人はここをチェックしてね。
↓ ↓ ↓
2020年は時代の転換期!?
グレートミューテーションとは
土星は2020年12月17日、
土星は本日、
12月19日にそれぞれ水瓶座に移動。
でもね、これって、
西洋占星術だけのお話なんです。
インド占星術では、
土星も木星も、
まだ山羊座の5度とか6度を通過中。
グレートミューテーションも、
風の時代も関係ありません。
日本で一般的なのは西洋占星術ですが、
こう言うと
「え、じゃあどっちのほうがよく当たるの?」
こんなお声をいただきます。
今日は、
西洋占星術とインド占星術、
その違いについてお話ししたいと思います。
使っている暦が違う
西洋占星術とインド占星術の
最も大きな違いといえば、
使っている暦でしょうか。
西洋占星術は、
春分点を牡羊座の0度として
天球360度を均等に12分割した
トロピカルチャートという暦を使います。
対するインド占星術は、
春分点を空間に固定。
夜空に実際に見える星を基準とし、
天球360度を均等に12分割した
サイデリアルチャートという暦を使います。
春分点は、
およそ70年に1度ほど、
東へ(つまり前の星座へ)ズレていくため、
西洋占星術では、
暦の上での星座と、
実際の星座の位置が一致していません。
例えば、
西洋占星術では、
水瓶座に入ったと話題の木星ですが、
実際の星空では、
何座の近くに見えるかというと。
ご覧の通り、
山羊座のかなり前のほうにいます。
この点では、
インド占星術のほうが、
実際の星座との齟齬は少ないです。
とはいえ、実際の星座は、
1星座がきっかり30度ではありません。
蠍座のように、
10度ない星座もあれば、
乙女座のように60度近くある星座もあります。
インド占星術も1星座きっかり30度ですので、
完全に実際の星座と一致しているわけではありません。
ナクシャトラ
加えて、インド占星術では、
もうひとつの星座区分として、
ナクシャトラというものを採用しています。
これは、実際の恒星を基準として、
天球を27分割したものです。
これは西洋占星術には全くない概念です。
インド占星術では、
このナクシャトラが、
時として12星座よりも重視されます。
外側の色のついた円が12星座、
内側の白~グレーの部分が
ナクシャトラです。
ある星座にすっぽり収まっているものもあれば、
2つの星座にまたがっているものもあります。
宿曜占星術をご存じの方は、
ナクシャトラはすんなり理解できるのではないでしょうか。
しかし、ナクシャトラの算出方法は、
インド占星術と宿曜占星術ではかなり違います。
そもそも、
使用する天体も違います。
西洋占星術では、
近代以降発見された、
天王星、
海王星、
冥王星をはじめとした外惑星や、
各種小惑星を使用しますが、
インド占星術ではこれらは使用しません。
その代わり、
ラーフとケートゥという、
計算上の点を使います。
これは、
西洋占星術でいうところの、
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルであり、
太陽と月の交点です。
この近くで新月/満月になると、
日食や月食になるアレです。
西洋占星術ではほとんど使いませんが、
インド占星術ではとても重視します。
http://premasai.jugem.jp/?eid=2281より引用。
ハウスも違うぞ!!
占星術にちょっと詳しい人なら、
ハウスという概念をご存じでしょう。
12星座とは別に、
ASCを基準として、
天球を12分割したものです。
西洋占星術では、
プラーシーダスハウスをはじめとして、
イコール、
コッホ、
レジオモンタナスなどなど、
様々なハウス分割法があります。
これに対しインド占星術は、
ホールサインハウス一択です。
西洋占星術で使用する
各種ハウス分割法では、
星座とハウスの境界が一致しません。
ゆえに、
ASCが○○座の何度、となりますが、
インド占星術では、
ASCを含む星座を1ハウスと考え、
次の星座を2ハウス、
その次を3ハウス……と当てはめていきます。
ついでに言うなら、
日本で星座占いといえば
太陽星座で見るのが常識ですが、
インドではASCで見るのが常識です。
他にもまだまだ違いはあるのですが、
そろそろ混乱してきたと思いますので
これくらいにしておきます。
これを読んでいる大半の方の興味は、
それぞれの占星術の細部よりも、
「で、どっちが当たるの?」
そこに尽きるかと思いますので、
そこについての話をすると。
ぶっちゃけ、
熟練した占い師であれば、
西洋占星術であってもインド占星術であっても、
かなりの精度で的中させることは可能です。
暦やハウスシステムの違いは、
占いの運用にもかなりの影響を与えています。
つまり、
西洋占星術とインド占星術は、
同じ「占星術」でありながら、
全く違う発展を遂げ、
それぞれ独自の技法を構築しています。
なので、どちらを選ぶというよりは、
どれだけきちんと勉強しているかで、
占い師を選んでください。
偉そうな協会に所属していても、
アドバイスに具体性を欠く占い師は、
あまり腕がよくないことが多いです。
木星と土星が重なる、
グレートコンジャンクションは12月22日。
夕暮れ時に沈みつつある木星と土星を見かけたら、
「水瓶座に入ったばかりだけど、
あの辺は山羊座の前足らへんで……」と、
思い出してみてくださいね!
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